アラサーOLの備忘録

東京に暮らすアラサーOLです

家族

母、再入院

3日前に母が再入院した。甥っ子の写真を共有しているアプリ「みてね」に足跡はあったのに、コメントが付いていなかったため「何かあったのかな?」と思っていたが、想定以上の結果だった。LINE電話で話していた友達たちに思わず「なんか母、再入院したっぽ…

祖父が亡くなった

祖父が亡くなった。87歳だった。 認知症が進み、要介護2で施設に入っていた。約1年前に入居したが新型コロナが猛威をふるい、実家に住む家族でさえもほとんど会うことはなかった。いわんや東京で働く孫など、会えるはずもない。 朝に弱いわたしだが、なぜ…

それからの母

年末に実家に帰って最も驚いたのが、母の声がガラガラになっていたことだった。甲状腺がんの手術をしたのだから当たり前だが、元々が澄んだソプラノだったので余計にびっくりした。事前に父から「ハスキーな声になったよ」と教えられていたのだが、彼なりの…

母ががんになった6

手術が終わってすぐはスマホも見られないだろうと思い、翌々日にLINEのスタンプを送った。なかなか既読がつかず、ついた時にはホッとした。返信はなかった。 その翌日にスタンプ1つと「会いたいよ」と短いメッセージを送ったら、ベッドに横たわった母親の自…

母ががんになった5

11月の初め、母は手術のために病院に入院した。新型コロナのためか、手術の前の日にやっと入院できたようだった。「緊張して寝られなかった」というLINEを眺めながら、わたしは数日前に受けた会社の健康診断を思い出していた。 採血やレントゲン検査を受け、…

母ががんになった4

長崎旅行が終わり帰ってきた数日後、母から「11月に入院して、手術になりました。最悪の結果はないけど、お騒がせします。ごめんね」とLINEがきた。ここでいう最悪の結果とは、手術ができないほど末期だったということ。手術ができるだけありがたい状況なの…

母ががんになった3

シルバーウィークに計画していた旅行は無理を言って友人に付いてきてもらった。友人と母は高校時代から面識があるので、とても心配してくれた。母も「○○さん(友人)の言う通り、治る病気だと思います。少し休めということかな?」と返信してきた。 長崎旅行…

母ががんになった2

9月11日の検査の数日後に結果が出ることになっていた。その時の自分の気持ちとしては「もしかしたら癌かも知れない」「でも見た目も声も元気そうだったしな」「癌だとしてもステージが早いものかも」「ていうか癌じゃないかも知れないし」と、最悪の状況から…

母ががんになった1

母ががんになった。 その事実はわたしの心を混乱させた。どれくらい涙を流したのだろう。流した涙を貯めたら、きっと1リットルくらいになる。それくらい泣いた。 きっかけは2020年9月11日(金)に母から来たLINEだ。 「長崎、行けなくなるかもしれない。…

ホテル椿山荘東京

母の誕生日祝いにホテル椿山荘に泊まりました。「エステ付きプランがある都内のホテルでゆっくりしたい」との母の希望で色々と探してみたのですが、しっくり来るところがなく。結局「スパが良さそう」という自分の好みで椿山荘にしました。 宿泊とエステ、食…

「依存症と家族」

依存症と家族 作者: 斎藤学 出版社/メーカー: 学陽書房 発売日: 2009/09/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 2018年の夏、休職し始めた頃にカウンセラーに薦められた1冊。丸の内オアゾの「丸善」にあるカフェで、東京駅と行き交う電車を…

【速報】父が退院

狭心症で入院していた父が退院した。手術は全く必要なかったらしい。すごく心配していたのに・・・。心配して損した。 入院中はずいぶん母に迷惑をかけていたらしい。共働きで働いている母は、父のために時間休を1時間にするか2時間にするか悩んでいた。そん…

【速報】父が入院

父が入院した。狭心症らしい。検査結果によっては手術らしい。 実家が遠く離れていると、どんな情報も伝聞形になる、らしい。わたしが仕事復帰しようかというタイミングで入院なんて、どこまでも娘のことを考えていないのか、まだゆっくり休めと言いたいのか…

実家の効用

3月下旬、東北地方にある実家に帰った。「実家とは本来、結婚した女性が未婚時に住んでいた家を指す。それ以外の場合は『生家』が正しい」と大学時代に聞いたけれど、もはやほとんど本来の意味で使われていないので、未婚だが実家とする。 実家が嫌いだった…