アラサーOLの備忘録

東京に暮らすアラサーOLです

祖父が行方不明に(見つかりました)

朝10時に起きても良いというマスコミ業界にどっぷり浸かっているわたしは、昨晩の仕事のことを思い出しながらようやく目覚めた。眠い。睡眠導入剤を飲んで寝ているのに、まだ眠い。「寒いし、疲れているのかなー」とスマホを取ってLINEを見ると、衝撃のメッセージが届いていた。

 

母「事件よ!事件。おじいさん、昨日、家に戻って来れなくて、警察の方に連れてきてもらったの。少し口のあたりが切れていたけど、無事でした。名前は言えたのかな」

 

え!まじかよ。無事だったのか。

 

妹「えー怖いね。とりあえず無事でよかったよ。大変だったね」

(妹は結婚し、別の場所に住んでいる)

 

わたし「怖い。お疲れさまでした」

 

わたしの祖父はいま84才。男性の平均寿命はとうに超えている。しかし、認知症が進み、日常生活で難しい場面があるのも事実だ。ご飯や排泄は自分の意思でできるが、風呂は祖母と入る。妹の夫に「初めまして」と何度挨拶したことだろう。

 

でも、わたしはボケてからの祖父の方が好きだ。会うと笑顔でいろいろ喋ってくれる、穏やか。昔の祖父は国鉄の運転手だったのもあり、厳しい感じの人だった気がする。

 

そんな祖父が自分が建てた家の場所までわからなくなるなんて。ショックだった。お別れの日が近づいているような気がした。