アラサーOLの備忘録

東京に暮らすアラサーOLです

裁判傍聴に行ってみた1

 行きつけのヨガ教室には筋力トレーニングに重きを置いた「パワーヨガ」や中級者向けの「アシュタンガヨガ」のクラスがある。ほぼ毎日通っているとはいえ、10月からヨガを始めた初心者にはとても太刀打ちできないので、そういうクラスの日はたちまち暇になる。休職当初は時間があっても思い悩んでいることが多かったのに、暇を感じられるなんて大きな進歩だが、読書や映画鑑賞にも飽きていた。

 

 「何か体を動かせて、お金がかからなくて(重要)、面白いことはないか」。そんなときに思いついたのが裁判傍聴だった。オウム真理教幹部の死刑執行から事件関連の本を読み、他の凶悪事件や未解決事件のドキュメンタリーを見たこともあって、裁判なるものに関心が高まっていた。

 

 「初めての人は地方裁判所がおすすめ」ととあるブログに書いてあったので東京地裁に行こうかとホームページをのぞいていたら「傍聴券交付情報」という文字を見つけた。傍聴券といえば凶悪事件や有名人の覚せい剤使用の裁判を傍聴したいマスコミがアルバイトやホームレスを大量に雇って並ばせるあれである。世間の関心がある事件だという証明だし、当たったら面白そうだなと思って一覧を見てみたが、どうも引っかかる事件名がない。

 

 普通に地裁に行って裁判一覧から選ぶのが良いかと思っていたが、せっかくなので傍聴券交付情報で調べてみると東京高等裁判所に気になる事件があった。「未成年者誘拐、監禁(変更後の訴因 監禁致傷)、窃盗 平成30年(う)第749号」。これってもしかして、と思ったけれど事件の詳細はわからない。とりあえずこれを目指して高裁に行き、傍聴券の抽選に外れたら地裁で面白そうな裁判を選べばいいやと安易に考えて霞ヶ関に向かった。(続く)

 

読んでいた本

オウム裁判傍笑記

オウム裁判傍笑記

 
未解決事件 オウム真理教秘録

未解決事件 オウム真理教秘録