アラサーOLの備忘録

東京に暮らすアラサーOLです

「ヘンリー8世」

彩の国さいたま芸術劇場で「ヘンリー8世」を観た。

 

主演・阿部寛、演出・吉田鋼太郎。この組み合わせに引かれてS席(9500円)のチケットを買ってみたんだけど、うーん。チケットに1万円払って、平日に都内から埼玉(与野)に観に行く価値はないかもしれない。

 

阿部寛は背が高くてイケメンだけど、舞台上だとその恵まれた身体を持て余しているように見えた。声も枯れていたし。物語は進むのに、阿部寛は何も変わらない。阿部寛阿部寛というか・・・この辺りキムタクに通じるものがあるのかもしれない。あと顔が小さすぎて、表情がよく見えない。舞台は吉田鋼太郎くらいの顔の大きさがいいよ!!阿部寛は映像で見て楽しもう、と思った。

 

主人公が重たいやつだったせいもあるけど、カーテンコールでニコッと笑った阿部ちゃんはとても可愛かった。やっぱり阿部寛は笑ってくれた方が嬉しい。阿部寛が笑う→日本国民が笑う→世界が不思議がる→世界平和の流れにつなげよう。

 

キャストで良かったのは断然キャサリン妃役の宮本裕子だな。彼女に同情しない人がいる?本当にヘンリー8世はクズ野郎。

 

世界史を勉強してきた人ならわかるけれど、ヘンリー8世って自分の欲望のために国家の宗教まで変えちゃうような男。簡単にいうとクズ。だから彼の成長物語として描かれているのがすごく不思議で、シェイクスピア忖度しすぎっしょと思ってしまう。矛盾をはらんでいる話です。まーフィクションですからね。

 

舞台関係ないところで言うと、咳込む人多すぎ!マスクしているからって、ゴホゴホ言って良いわけじゃないんやで!!ミュージカルならともかく、シェイクスピア劇なのに〜〜〜。咳1回ごとに1万円取るってことになったら、だいぶ咳込む人は減るはず。家じゃないんだから、もうちょっと周りのこと考えようぜ。

 

f:id:ventodelsud:20200221131133j:image

 

 

阿部ちゃんといえばこれ。 

日本科学技術大学教授 上田次郎の人生の勝利者たち

日本科学技術大学教授 上田次郎の人生の勝利者たち

  • 作者:上田次郎
  • 出版社/メーカー: 学研プラス
  • 発売日: 2013/12/12
  • メディア: Kindle