富山への旅4
(続き)
買ったことをすっかり忘れていたCREAを熟読して宿を決めた。
本当は行ったことのない中国・四国地方の温泉にでも行こうかと思ったけれど、
何かあってもすぐに帰ってこれて、
ひとり初心者でも大丈夫そうな宿を探したら富山にあったのだ。
富山のリゾートホテル「リバーリトリート雅樂倶」| 川のほとり、アートの宿。富山空港より車で20分
美術館からホテルの手配してくれたタクシーに乗って宿に向かった。
途中、神通川やその近くのパターゴルフ場?、富山空港が見えた。
「川が氾濫したときにこの空港は大丈夫なのか」と思うくらい、川と空港が近い。
同じような風景が続いたせいか、車内でこの日初めて眠った。
運転手に声をかけられたときにはもう宿の人が待ってくれていて、
高級感のある扉とともに出迎えられた。わたしには少し早すぎたかな、と思わせる色。
館内に入ってみると、なるほどメディアで伝えられる通り美術館のような作りだった。
目の前に広がる神通峡も美しすぎて息を飲む。これは写真じゃなくて現実なのか。
案内された部屋も広く小綺麗で、ひとりで来たことを後悔するレベル。
部屋に流れていたNorah Jonesの歌声を聴きつつ、
たっぷりとした水を持つ峡谷ときらきら
光る緑をぼんやり眺めていた。
(つづく)